※このレポートは#5「お金の器を育てる」からの続編となります。

お金がいくらあれば最低限の生活ができるのか、その具体的な金額を知ることは大切だ。

あなたが自分の人生を変えたい、今の生活を変えたいと思っているのなら、“自己投資”が欠かせない。

本を読んだり、旅をしたり、自分自身を進化させるためにも、当然ながらお金は必要となる。

あなたが衣食住にいくらお金を使ったか、それを把握し、残ったお金の全てを貯蓄に充てるのではなく、下記のように自己投資やビジネスにそれぞれ決まった金額を割り当てることが理想と言えるだろう。

貧乏生活を送る

上記で述べた最低限の生活費は、家賃に加え、最低限の食費・最低限の水道光熱費・最低限の日用品費・仕事の通勤に欠かせない移動費・通信費などの総額を指している。

社会的費用、つまり飲みなどの交際費・冠婚葬祭(かんこんそうさい)や娯楽(ごらく)費用(衣服・旅行・外食など)は一切含まれない。

成功者の多くは、この最低限の生活、つまり貧乏生活を実際に経験している

億単位のお金を運用している投資家も、事業で成功した実業家も、この生活を必然的に経験しているのだ。

何の才能も人脈のない、普通の人がお金持ちになるには貧乏な生活を送ることが大切であるが、単にお金が無い貧乏生活ではないことを知っておこう。

まずは、金の成る木の種を集める・・・お金を貯金し、自己に対する投資を行うと同時に、実地でビジネスを経験するための生活を送るのだ。

ある一人の少年

例を挙げるとするならば、彼は20代前半の若者でコンビニ店員のアルバイトをしており、いわゆるフリーターだ。

彼は、お金持ちになるのが夢で、最低限の生活を送ることの重要性を理解していいる。

幸いにも実家暮らしで、生活費への出費は少なく、アルバイトで稼いだお金のほとんどは自由に使える状態。 彼の月収は18万円程度だ。

彼は18万円のうち、その4割を何があっても銀行へ預金した。

また、1割を自己投資、2割をインターネットビジネスに充て、ビジネスの経験値を蓄積させていったのだ。

それを始めてから18ヶ月後、彼が行っていたインターネットビジネスでは、自己投資でインプットした知識やノウハウをアウトプットした結果、月収5~8万円をコンスタントに稼ぎ出すことに成功したのだ。

またその収入は、アルバイトの収入と同様に4割預金 2割自己投資 1割ビジネスへとあて、彼の銀行預金額は、もともとの預金残高30万円に加えて200万円に達し、読破したビジネス・経済書や自己啓発、ノウハウ書は述べ120冊を越えていた。

この時点で彼が持っているものは・・・

  • 200万円の貯金
  • お金を徹底管理(確定申告含)したことによるお金の知識・知恵
  • 毎月コンスタントに最低5万円を生み出すビジネスとその経験値
  • 100冊を越える本により得た知識・スキル・アイデア・生き方の方向性など

フリーターが18ヶ月で200万円の貯金

彼は、これまでにありとあらゆる浪費や消費を抑えようと節約を行った。

1ヶ月目は、2週間に一度の外食も浪費であると考え、外食することを控えた。大好きだったお菓子も全く買わないようにしたのだ。

その結果、毎月楽しみにしていた外食やお菓子を我慢するようにした為、日に日に彼はストレスを感じ始めた。

2ヶ月目には、彼曰く、仕事(アルバイト)やビジネス、自己投資に対するパフォーマンスが低下してしまったと言う。

客観的に彼を見た場合、単なる甘えであると捉えられがちであるが、実はそうであるとも言えない。

全てを貯金のため、全てをお金持ちになるために、今を我慢し尽くすと返って逆効果になるということも少なくないのだ。

彼にとっての外食やお菓子代は浪費ではなく、必要な消費だったのだ。

「浪費:お金>得られる価値」「消費:お金=得られる価値」

この二つの違いを明確化させ、節約することは「節約の基本」ともいえるもの。

それから彼は、「お金を使うときは、100%支払う価値があるものか、その金額に100%値するものか」といったことを肝に銘じ、浪費を抑える方法に変更した。

それが、例え日用品でも、外食でも、お菓子一つにでも同じことを行うようにした。

彼はコンビニ店員として働いていたが、コンビニでの買い物は一切したことがない。

手軽に利用でき、必要なものが集約されているため、時間の節約には良いが、そこに陳列されている商品は全て定価のものばかり。

彼が好きなお菓子や飲み物を購入するときは、スーパーの特売日を狙い、安いものを必要な分だけ購入するといった徹底ぶりだった。

しかし、彼が常に所持していたものは、黒革の長財布(ヴィトン/タイガ)黒革カバーのA5サイズ手帳(ダヴィンチ グランデ)極めつけが白星の光るボールペン(モンブラン)

彼は、これを浪費ではなく、自己投資の一つだと言う。

良質なものであれば愛着も湧くし、手入れを怠らなければ長く使うことができからだ。

そして、“それを所持するに相応しい人間になる”という思い入れもあり、やる気も向上すると言う。

「貧乏人が見栄を張るため・自慢するために持つ高級品はただの浪費でしかない」

その高級品で、高揚感、満足感を味わうだけではなく、新たな価値を生む出せることができるなら投資と言えるわけである。

■高級品を所持することによる、新たな価値を生む出す方法

先に述べたように、高級ブランド品を購入し高揚感・満足感を得る、他に他人が持っているからほしい・新作のブランド品で周りの人に自慢したいなど、それらの理由で購入することは、ただの浪費でしかない。

この青年が言っていたように、

・それを所持するに相応しい人間になる

もともと高級ブランド品は、富裕層をターゲットにした商品であり、貧乏人が買うようなものではない。

4万円と高価なボールペンも、普通の人からすれば理解し難い価格だろう。

しかし、お金持ちはその本質を理解しているのだ。

その本質とは

良質な物であれば、愛着が湧くだけではなく、長く使うことができる。

(無駄な出費が無くなる)

例えば、300円程度で販売されている筆記用具(ボールペンや万年筆)は、壊れやすかったり、または安いからといって、どこかで失くしてしまってもあまり気にすることはないだろう。
気にしないどころか「安いからまた買えば良い」と思い、また300円のボールペンを再度購入する。

古くから“安物買いの銭失い”ということわざがあるように、安い物を購入し、得したように思えても、品質が悪かったり、簡単に失くしてしまったりすることによって、結局無駄な出費が重なり、結果的に損をしてしまっているのだ。

高級品であれば、大事に使いたいという気持ちもあるだろうし
また質も高いためその気持ちも裏切られない。
日常的に使用する物を高級品(品質の高いもの)にすることで、長いスパンでみた場合、元は確実に取れているものなのだ。

・それを所持するに相応しい人間になる・なった気分(セルフイメージの向上・周りからのあなたに対する見方が変わる)

普段身に着けている、普段から使用しているものが、その人のセルフイメージです。この青年が言っていたように、それを所持するに相応しい人間になる。

それがセルフイメージの向上へと繋がるというのだ。

コンビニのオーナー

彼はアルバイト先のコンビニを経営しているオーナーと仕事上話す機会が頻繁にあり、そのオーナーは、そのコンビニを含む3店舗を経営し、その他に収益不動産を7件所有する地元では有名なお金持ちだった。

彼はお昼のピークを過ぎた後の休憩時間に、そのオーナーに対し、“どうすればお金持ちになれるのか・どうすればオーナーのように成功することができるのか”と自分の胸の内を思い切って聞いてみたそうだ。

するとそのオーナーは「夢を絶対に諦めないことだ」と答えた。

彼は、もっと凄い事を教えて貰えることを期待していたため、“”それだけですか・・“とガッカリしたように小さな声でオーナーに問いかけた。

「君がどのような形で成功を築き上げたいのか、君が頭で描いている成功とは何かは分からないが、成功してたくさんのお金が欲しいと思うのであれば、

“その夢を絶対に諦めないこと”

私の友人も君や私のように夢を持っていたが、途中うまくいかない時期があって、いつしか夢を諦めてしまったよ。

それからはサラリーマンとして安定した生活を送っていたが、その会社の経営不振で早期退職を余儀なくされた。退職金は貰ったが、老後生活の足しにしかならないし、定年間近のオヤジだから次の職は見つからんだろうね。

話を戻すけど、諦めないコツとしては毎朝欠かさずに成功した自分を想像すること。それを楽しむことが大切。それを作業化してはダメだよ。」

それからオーナーは続けた。

・お金持ちなりたいのであれば自分自身への投資を惜しまないこと

・毎日、出掛ける前に鏡を見て身なりを確実に整えること

・働いて得たお金の40%は確実に自分のもの(貯金)にすること
(何かしらの方法で発生した臨時収入も同じように40%を貯金する)

その青年は持っていた大学ノートに必死にメモを取り、オーナーはそんな青年を見ながら昔の自分自身を見ているようだと語った。